10代で自殺しようとする人たちは、意外なほど幼いころから自殺しようと試みていることがわかった。
アメリカ・ワシントン大学の研究者のジェームズ・マッツア氏が自殺を試みた18歳・19歳の若者883人を調査したところ、そのうちの40%近くは高校生になる前には自殺未遂をすでに図っていたことがわかった。
「早い子で9歳のときに自殺未遂をしていた。9歳というと小学3年生か4年生だ。また、実に多くの若者が、小学6年生、つまり12歳で自殺未遂を図っていた。小学6年生を起点に自殺をしようとする傾向は一気に増え、中学2年生から3年生でピークを迎えている」
マッツアしは保護者と子どもは自殺についてしっかりと向き合って話すべきだと指摘している。また、保護者は日頃から、子どもの情緒、とくにうつ傾向についてチェックすべきだと強調する。
出典:the Journal of Adolescent Health(supported by the National Institutes of Health)