正しい調理法で魚を食べ続けると、作業記憶が低下するのを防ぐことがわかった。
アメリカ・ピッツバーグ大学は、魚を食べると記憶や学習など脳の認知面に対してどういったプラスの効果があるか、15年間にわたって行った追跡調査の結果を発表した。
ピッツバーグ大学メディカルセンター・マーシー病院のレジデントサであり研究者のイラス・ラージ博士は
「ワーキングメモリー(作業記憶)のテストを行ったとき、週に1回、焼き魚かゆでた魚を食べ続けた人は、食べていない人よりも成績がよかった。しかしながら、油で揚げた魚を食べ続けた人の場合は、こういった差は出ないことがわかった」
と語る。同博士は正しい調理法で魚を食べ続けることで脳の構造を維持し、アルツハイマー病になるリスク要因を下げると提案している。
出典: the Radiological Society of North America meeting and supported by the National Institutes of Health.