厚生労働省は27日、2011年に保育施設で死亡した乳幼児は14人で前年より2人多かったと発表。うち認可外保育施設で死亡したのは12人で、前年の7人を上回った。死亡時の年齢はいずれも2歳以下、0歳が7人。死亡したのはいずれも睡眠中で、11人が発見時に「うつぶせ寝」の状態だった。死亡事故はいずれも睡眠中に起きていて、中には眠っている間に突然死亡する「乳幼児突然死症候群」とみられるケースも2件あった。
死亡との因果関係は不明だが、うつぶせ寝は、赤ちゃんが睡眠中に 突然亡くなる乳幼児突然死症候群(SIDS)などのリスクを高めるとされ、同省は注意を呼びかけている。
厚労省によると、「うつぶせ寝にすると泣きやむ」、「仰向けに寝かせた後、寝返りを打ったことに気づかなかった」などの理由で、赤ちゃんが長時間うつぶせ寝になるケースが多い。
このほか、子どもの体を洗うときに保育士がお湯の温度を間違ってやけどを負わせたりするなど、全治1か月以上の大けがをした子どもは合わせて75人で、おととしの調査のおよそ2倍になった。