鬱で薬を処方されている人たちは、運動をすることで薬の量を確実に減らすことができるとわかった。
米国・テキサス州ダラスにあるテキサス大学サウスウエスタン・メディカルスクールのマドゥカル・トリヴェディ博士によると、
抗鬱剤を処方されていて効果がなかった患者たちに、有酸素運動を行わせたところ、確実に成果があがることがわかった。
同博士によれば、週に4日、一日30分程度の有酸素運動で
効果があるという。
「患者たちにやってもらったのはすべて”有酸素運動”。ちょうど、
運動を”服用”してもらったようなものだ。トレッドミルをやった人もいれば、室内用のフィットネスバイクをやった人もいるが、
こういった有酸素運動を行うに当たり最も大事なことは、運動によって消費するエネルギーの総量だ」
同博士は、運動をすることで健康も回復し、心臓疾患や糖尿病の
リスクを下げることもできると強調している。
出典: the Journal of Clinical Psychiatry